三匹目のヘビ

先日、友人たちとの読書会のために、ベルナール・スティグレールの『愛するということ』を読みました。

一冊の本をきちんと読みきったのは久しぶりだったので、それだけでも十分に達成感はあったのですが、内容的にも次に繋がる良い助走になったかな、という気がします。

まあ、次の課題はアンドレ・ブルトンの「シュルレアリスム宣言」なので、おそらく直接的な繋がりはありませんが……


それはそうとして、ヘビが増えました。

しかも特定動物ボアコンストリクターです(もちろん飼養許可は取得済み)!


私が思うに、バーミーズパイソンやレティックパイソンは、もはや個人で扱えるレベルのヘビではないので、大きさ的にはボアコンストリクターで頭打ちかな、と。

今回は、亜種のBoa constrictor imperatorを購入したので、次は基亜種のBoa constrictor constrictorか、あるいはその他の亜種、もしくはハルマヘラパイソンか、モルカンパイソンのどちらかが欲しいなーと思っています。

もちろん、現在飼育中の三匹をしっかりと育てあげることが最優先ですけどね。


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少し前に脱皮をしたセントラルパイソンは、頭部に赤味が出てきました。それと全体的に薄茶色の面積が増しているような気がします(写真では分かりづらい……)。

まだ小さいので若干の臆病さはありますが、比較的大人しく扱いやすいヘビです。

ヘビを飼う(買う)前に 1

現在、私は二匹のヘビを飼っています。

一匹はボールパイソンのハイコンアルビノ(ハイコンはハイコントラストの略)のメス、もう一匹はセントラルカーペットパイソンのオスです。

ちなみに飼育歴は一ヶ月程度の超初心者です。

ヘビの寿命を勘案すると、一ヶ月程度の飼育歴では、まだ胸を張って「飼育している」とは言えません。

それは百も承知ですが、むしろ初心者でなければ書けない(書かない)ようなこともあるのではないかと思い、敢えてこれを書いています。


私はわりと衝動的にヘビを飼い始めた(全く調べなかったわけではありませんが……)ので、初めは店員の言うことをそのまま鵜呑みにしていたのですが、店員が必ずしも正しい知識を授けてくれるとは限らないので、飼育を始める前にも、飼育を始めてからも、飼育にまつわる諸々については、自分できちんと調べる必要があります。

ただ、実際に飼育を始める前から、あらかじめ想定される全ての問題に先回りしてその対処法を知っておく、というのはあまり現実的ではありません。

結局のところは、何処かの段階で見切り発車をしなければならないでしょう。


私の場合は、上記の通りヘビを飼い始めたのはつい最近ですが、昔から爬虫類は好きでした。

子どものころはカナヘビをよく捕まえていましたし、実家でフトアゴヒゲトカゲを飼っていたこともあります。

なので、ヘビの飼育に飽きることはないだろうと踏んでいます(もちろん五年後や十年後のことなど保証はできませんが、これは全ての飼育者に言えることだと思います)。

覚悟はたしかに必要かもしれませんが、より重要なのは爬虫類に関する正しい知識ではないでしょうか。


長々と偉そうなことを書いてしまいました。

要するに、私の乏しい経験がこれから爬虫類の飼育を始めようという方たちのお役に立てば幸いです!ということです。

今年は少しでも本を読もうと思い、そのモチベーション維持のためにブログを始めることにしました。

正直なところ、自他ともに認める三日坊主の私としては、更新頻度はともかくとして一ヶ月も続けば上出来だと思っています。

しかも「読書のモチベーション維持のため」などと言いながら、最近の関心事はもっぱら「植物」か「爬虫類」に限られているので、内容としては初心者の爬虫類(植物)の飼育(生育)記録という形になりそうです。


話は変わりますが、去年の末に某書店から発売された文芸誌に短いエッセイを書かせていただきました。

去年はほとんど充実とは無縁の一年だったのですが、唯一これだけは多少なりとも達成感を与えてくれた出来事でした。

ただ、千字程度の短い文章にもかかわらず、自分の力量不足で上手く書けなかった部分が多々あり、このブログはその挽回のための鍛錬の場でもあります。


何はともあれ、今年はよい一年にしたいものです。